脳の階層構造的発生成長成熟

脳と心(情報)の並行する発達順序

第一章:階層構造、脳の階層性(系統発生)  3-1)下位脳部位(脳幹) 3-1-0)脳幹の構成

3-1)下位脳部位(脳幹)

3-1-0)脳幹の構成
仕事に関して、日本(外国の事情を知らないが)では、大きな事業では特に、仕事を分割して、下請けに下ろす。例えば、孫請け、ひ孫請けなどと言われ、系列企業に仕事を下ろす。
それと同じように、脳でも、仕事を細分化して、下位階層へ仕事を下ろして行く。下位階層になればなるほど、細分化された仕事の極一部だけを引き受ける。
脳を階層的に別けると、大脳新皮質前頭前野大脳新皮質後部⇒大脳辺縁系大脳基底核⇒脳幹⇒脊髄、という階層が存在する。なお、小脳は、その系列に属さないが、大まかに言えば、運動専門機関である。
脳を機能別に大別すると、(1)企画、決定部署と、(2)記憶保存部署と、その決定を(3)実行する部署に別けられる。
このセクション(3-1)節)で扱う脳幹は、かなり下位階層に位置して、実行部署に該当する。ということを述べた上で、あらためて、脳幹について説明する。
脳幹は、間脳(視床視床下部)、中脳、橋、延髄に、階層的に細区分される。
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