脳の階層構造的発生成長成熟

脳と心(情報)の並行する発達順序

第三章:情報(知)の発達と階層性 8)感覚 思考の始まり、感覚情報からイメージ、そして言語へ 8-9)感覚情報から言語使用までの流れ ピアジェ認知発達論(1)

思考の始まり、感覚情報からイメージ、そして言語へ
8-9)感覚情報から言語使用までの流れ
ピアジェ認知発達論を先に述べたが、再度提示する。
(1)誕生後、赤ん坊は反射行動(吸う、触れる、注視するなど)によって、身の周りの物を感覚的に知っていくこと(知覚)を繰り返す。感覚情報の取り込みである。
(2)次に、1歳半から2歳頃までには、徐々にではあるが、実物が目の前になくても、頭の中で筋道を立てて考え始める。お母さんが視界内にいなくても、心の中にお母さんの存在を確信している。
あるいは、実物そのものでなくても、積木を自動車と見立てて。