脳の階層構造的発生成長成熟

脳と心(情報)の並行する発達順序

2020-11-27から1日間の記事一覧

第一章:階層構造、脳の階層性(系統発生)  3-1)下位脳部位(脳幹) 脳幹が強く関与する機能 3-1-5)呼吸の特殊な二重性

3-1-5)呼吸の特殊な二重性 呼吸中枢は、「延髄」にあり、そこでは、呼吸の自律的なリズムと呼吸筋収縮のためのパターンを生成する。更にその上にある橋が、呼と吸とのリズムを担う。つまり、呼吸行為は単純ではないので、個々の動きを個別に延髄が担い、それを…

第一章:階層構造、脳の階層性(系統発生)  3-1)下位脳部位(脳幹) 脳幹が強く関与する機能 3-1-4)昼夜の区別と生物時計

3-1-4)昼夜の区別と生物時計 間脳の視床下部前方にある「視交叉上核」(約4万5000個の神経細胞で構成)に、生理機能(睡眠も含めて)にリズムを与える生物時計(体内時計)が存在し、生後半年程でそれが働き始める。これによって、昼夜の区別がはっきりして来る。 実…