(3)大脳基底核
大脳基底核は、大脳皮質(新皮質+辺縁系)と、視床、脳幹を結びつけている神経核(神経系の分岐点や中継点となっている神経細胞群)の集まりであり、皮質(神経細胞層)を形成していない。上位階層の大脳皮質と下位階層の脳幹(視床も脳幹に属す)を中継する、中間管理職の役割を担う。大脳基底核の最大の機能は、運動調節である。つまり、知性や感情を行動化する中枢である。
結論的には、
1)脳>2)大脳(灰白質+髄質[白質+大脳基底核])>3)大脳皮質(「大脳の一部=大脳灰白質=新皮質」+大脳辺縁系[旧皮質+古皮質])>4)大脳新皮質(大脳皮質の一部)。
注)外層を皮質と言い、内層を髄質という。
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