脳の階層構造的発生成長成熟

脳と心(情報)の並行する発達順序

第一章:階層構造、脳の階層性(系統発生)  3-1)下位脳部位(脳幹) 3-1-1-2)体性神経系

3-1-1-2)体性神経系
末梢神経には、自律神経以外にもう一つあり、それは体性神経系と呼ばれ、骨格筋(運動神経、発信系)や感覚器官(知覚神経、受信系)に分岐している。この神経系は、大脳皮質に直結(直属)しているので、自分(大脳皮質)の意志(随意)によっても動く。勿論無意識的にも働く。なので、動物的機能と呼ばれることもある。
内向きの、内政を扱う自律神経に対して、体性神経系は、外向きで外交を扱う。
3-1-2)中枢神経
中枢神経(系)は、後ほど詳しく述べるので、ここでは極々簡単に述べる。
末梢神経に対して、中枢神経は、脳(大脳、小脳、脳幹[間脳、中脳、橋、延髄])と脊髄から構成されている。その内の、成人の脳幹(間脳、中脳、橋、延髄)は長さ約7.5cm、太さは親指程度と小さな脳部位である。であっても、その役割は、生命の根幹部分の維持に関与する、意識、呼吸、循環などなどを調節する。
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