大脳新皮質の主要脳部位
3-4-2)頭頂葉
大脳新皮質は、左脳と右脳とに分かれている。その内で、右側(右半球、右脳)頭頂葉が、自分自身を中心にして、「自分の周り」の空間や物体の位置、形などの外部情報の処理をする。
それに対して、左側(左半球、左脳)頭頂葉が、「自分自身」をモニター処理する。この両方の機能が合わさることによって、鏡に映る自分の姿を見て、自分だと認識(自己像と外側の人物が同一だと)できる。それが可能になるのは、だいたい2歳頃からである。この頃から自我に目覚め始める。つまり、周囲を意識し、かつ自分をも分離(客観視)して意識できるようになる。
頭頂葉は、天井(ドーム)に視覚的なイメージや体性感覚的イメージなど各種感覚的イメージを描き出す。
前頭葉・頭頂葉 (ビジュアル脳神経外科 Anatomy & Surgical Approach 1)
- 発売日: 2010/09/27
- メディア: 単行本